ヒナ姫,旅立ちの時 Vol.2 [ヒナ姫のこと]
幼稚園の音楽リズム発表会の今日
年少のユー・サーとしては初めてのホールでの音楽リズム発表会でした
合奏ではユーはキーボードで,サーはボンボという打楽器を担当.
ミーが年少の時には小太鼓を担当していたので,三者三様で楽しませてもらっています.
なお,,,ヒナちゅわんの分身も連れて参加
これから,どこに行くにしても,こうやってヒナちゅわんの分身を連れて行こうと思っています.
(これまでもPaPaは出張で遠く(含海外)に行く時には連れて行っていましたが)
さて,昨日の続きです
3時頃にアラームが鳴って起きたPaPa.
ヒナのところにいくと,やはり心拍数は少し上がって140程度だったのですが,体内酸素濃度が80%台に下がってしまっていました.
そこですぐに体位交換をして酸素を5 Lにして酸素付きのアンビューバッグでバギングしたところ,何とか93-94%程度まで体内酸素濃度は回復.
ただ,体温はまだ物凄く高く,末梢は冷え切っていました.
そのためか,センサーの読み取りが非常によろしくない状態.
センサーを付ける場所を足の指から手の指に変えたところ,何とか読み取り始めたので,また自分のベッドに戻ったPaPa.
しかし,,,1時間位経った頃に,またアラーム.
同じく体内酸素濃度の低下です.
しかし,,,様相が明らかに違います.
今度は酸素付きのアンビューでバギングしても,体内酸素濃度がジリジリと下がってきてしまいました.
しかも怖いのが,カニューレの先端にあるだろう「肉芽」の存在.
数日前にも肉芽だろう存在のせいで空気が通る穴が塞がれてしまいましたが,スポンジをかませることでカニューレを少し浅くして空気が通るようにして過ごしていました.
が,,,この時にはスポンジをかませて少し浅くしたにも関わらず,普通にアンビューをすると穴が塞がれてしまう状態になっていました.
そのため,左手でカニューレを少し浮かしながら,右手でバギングをせざるを得ない状況.
更に悪いことに,モニターの読み取りが非常によろしくありませんので,数字が表示されたり読み取り不能になったり...
そして徐々に徐々に体内酸素濃度が低下してきてしまっているために,ナースコールを押しました.
すぐに看護師さんが駆けつけてきてくれましたが,それが若葉マーク付きの看護師さん.
さすがにこのトリッキーなバギングは任せられないので,PaPaがバギングをしたまま.
それでも体内酸素濃度が全く回復する傾向がないところで,,,ついにチアノーゼの顔になってきました.
そのため,若葉マークの看護師さんが先輩看護師さんを呼び出したところ,,,すぐに駆けつけてくれて,ひと言
「ヤバいっ!」
この時にはモニターの読み取りはほぼ不能に.
末梢が冷たいためと考えていましたが,,,もしかしたらこの時点で心臓がだいぶ弱っていたのかもしれません.
ただ,PaPaがバギングをしながら,その先輩看護師さんに「心拍は大丈夫ですか?」と伺ったところ,とりあえずその時に脈はとれていたようですので,全く不思議でした.
チアノーゼが全く回復しない状況から,その先輩看護師さんから「ご家族の方を呼んでください」と言われてしまいました.
バギングを一時的に代わってもらって,すぐにMaMaに電話をしたのが4時半.
そこからさらに当直のリーダーの看護師さんが来て,血圧を確認しようとしましたが測定できませんでした.
PaPaは必死にバギングをしていましたが,ヒナは全く回復する兆しがありません.
そして,,,当直の先生が到着して,PICUに移動.
そこでもPaPaがしばらくはバギングをしていました.
ただし,心電図のモニターを付けても,全く反応していませんでした
そんな中,先生が動脈採血で体内酸素濃度を測ろうとしていましたが,既に体全体がチアノーゼとなっていて,採血なんてできそうもありません.
PaPaは,,,「もう採血は無理じゃないでしょうか???」と.
正直に言うと,,,この時には,ヒナの最期というのを意識していました.
そのため,,,PaPaができること(バギング)は最後までしてあげたかったのです...
ヒナは病室でチアノーゼとなった時から,,,いつもと違って全く苦しい感じの動きや雰囲気がありませんでした.
さらに,あとから考えると,2回目に下げてバギングをした時,,,フッと力が抜けた瞬間があったような気がしました.
そのため,,,ヒナがこのタイミングを決めていたという覚悟さえ感じてしまったPaPaです...
そしてPICUに救急の先生たちも含めて大勢集まったので,,,PaPaがヒナにできることはここまで.
そこからヒナに心臓マッサージや昇圧剤の投与が開始されるとともに,PaPaは廊下に出ました.
年少のユー・サーとしては初めてのホールでの音楽リズム発表会でした
合奏ではユーはキーボードで,サーはボンボという打楽器を担当.
ミーが年少の時には小太鼓を担当していたので,三者三様で楽しませてもらっています.
なお,,,ヒナちゅわんの分身も連れて参加
これから,どこに行くにしても,こうやってヒナちゅわんの分身を連れて行こうと思っています.
(これまでもPaPaは出張で遠く(含海外)に行く時には連れて行っていましたが)
さて,昨日の続きです
3時頃にアラームが鳴って起きたPaPa.
ヒナのところにいくと,やはり心拍数は少し上がって140程度だったのですが,体内酸素濃度が80%台に下がってしまっていました.
そこですぐに体位交換をして酸素を5 Lにして酸素付きのアンビューバッグでバギングしたところ,何とか93-94%程度まで体内酸素濃度は回復.
ただ,体温はまだ物凄く高く,末梢は冷え切っていました.
そのためか,センサーの読み取りが非常によろしくない状態.
センサーを付ける場所を足の指から手の指に変えたところ,何とか読み取り始めたので,また自分のベッドに戻ったPaPa.
しかし,,,1時間位経った頃に,またアラーム.
同じく体内酸素濃度の低下です.
しかし,,,様相が明らかに違います.
今度は酸素付きのアンビューでバギングしても,体内酸素濃度がジリジリと下がってきてしまいました.
しかも怖いのが,カニューレの先端にあるだろう「肉芽」の存在.
数日前にも肉芽だろう存在のせいで空気が通る穴が塞がれてしまいましたが,スポンジをかませることでカニューレを少し浅くして空気が通るようにして過ごしていました.
が,,,この時にはスポンジをかませて少し浅くしたにも関わらず,普通にアンビューをすると穴が塞がれてしまう状態になっていました.
そのため,左手でカニューレを少し浮かしながら,右手でバギングをせざるを得ない状況.
更に悪いことに,モニターの読み取りが非常によろしくありませんので,数字が表示されたり読み取り不能になったり...
そして徐々に徐々に体内酸素濃度が低下してきてしまっているために,ナースコールを押しました.
すぐに看護師さんが駆けつけてきてくれましたが,それが若葉マーク付きの看護師さん.
さすがにこのトリッキーなバギングは任せられないので,PaPaがバギングをしたまま.
それでも体内酸素濃度が全く回復する傾向がないところで,,,ついにチアノーゼの顔になってきました.
そのため,若葉マークの看護師さんが先輩看護師さんを呼び出したところ,,,すぐに駆けつけてくれて,ひと言
「ヤバいっ!」
この時にはモニターの読み取りはほぼ不能に.
末梢が冷たいためと考えていましたが,,,もしかしたらこの時点で心臓がだいぶ弱っていたのかもしれません.
ただ,PaPaがバギングをしながら,その先輩看護師さんに「心拍は大丈夫ですか?」と伺ったところ,とりあえずその時に脈はとれていたようですので,全く不思議でした.
チアノーゼが全く回復しない状況から,その先輩看護師さんから「ご家族の方を呼んでください」と言われてしまいました.
バギングを一時的に代わってもらって,すぐにMaMaに電話をしたのが4時半.
そこからさらに当直のリーダーの看護師さんが来て,血圧を確認しようとしましたが測定できませんでした.
PaPaは必死にバギングをしていましたが,ヒナは全く回復する兆しがありません.
そして,,,当直の先生が到着して,PICUに移動.
そこでもPaPaがしばらくはバギングをしていました.
ただし,心電図のモニターを付けても,全く反応していませんでした
そんな中,先生が動脈採血で体内酸素濃度を測ろうとしていましたが,既に体全体がチアノーゼとなっていて,採血なんてできそうもありません.
PaPaは,,,「もう採血は無理じゃないでしょうか???」と.
正直に言うと,,,この時には,ヒナの最期というのを意識していました.
そのため,,,PaPaができること(バギング)は最後までしてあげたかったのです...
ヒナは病室でチアノーゼとなった時から,,,いつもと違って全く苦しい感じの動きや雰囲気がありませんでした.
さらに,あとから考えると,2回目に下げてバギングをした時,,,フッと力が抜けた瞬間があったような気がしました.
そのため,,,ヒナがこのタイミングを決めていたという覚悟さえ感じてしまったPaPaです...
そしてPICUに救急の先生たちも含めて大勢集まったので,,,PaPaがヒナにできることはここまで.
そこからヒナに心臓マッサージや昇圧剤の投与が開始されるとともに,PaPaは廊下に出ました.
(続く.2日で終わりませんでした)
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