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お別れ会2日目 ~ヒナの体もお空に旅立ってしまいました~ [ヒナ姫のこと]

お別れ会2日目.
今日は出棺前の最後のお別れにたくさんの方が来てくれて,ヒナを花でキレイに飾って頂きました.
そのお別れの時,ヒナの顔を触れば触るほどに涙が出てきました.
チャームポイントの頬のプニプニは硬直もせずにそのままだったのが,余計に寂しさを感じました.
そして,棺が閉じられ,火葬場へ.


その火葬場に向かう途中...
特別支援学校の先生たちの計らいで,学校のロータリーをグルっと回りました.
すると,,,おそらく同級生の子達だと思うのですが,皆さんが並んでお見送りをしてくれました.
特別支援学校からは今回のお別れ会で,本当にたくさんの先生がいらしてくれました.
それだけじゃなく,最後にこういうサプライズも.
その温かさでロータリーをグルっと回る時にも涙が出てしまいました.
この特別支援学校に入っていて,,,本当に良かったです.

そして,ヒナは体もお空に旅立ちました.
今では自由な身になって,先に旅立った多くの友達のところに遊びにいっているのかな?
たくさんお友達と遊んだあとには,,,とりあえずヒナファミリーのところに戻ってきて,そしていつまででも見守っていてね,ヒナ.

なお,本日お越し頂けなかった皆様もいらっしゃいますので,,,今日のお別れ会の最後,PaPaが皆様にしたご挨拶の文をここに載せておきます.

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皆様,本日はヒナ姫の旅立ちにお立ちあい頂きまして,誠にありがとうございます.

2006629217分,ヒナ姫は産声もあげず,呼吸もできずに誕生しました.
そのまますぐに救急車で○○病院のNICUに緊急搬送され,そして救命措置が施されました.
処置にあたった先生からは「今日どうなるか分かりません.」と告げられました.
そのため「妻が面会に来られる2-3日後まではどうにかして生きていてほしいです」と答えたのを昨日のことのようによく覚えています.

そんな今日ダメかも明日ダメかもと思われていたヒナ姫でしたが,3日後に妻との対面を果たし,そして11ヶ月のNICU生活を終えた後に小児科に移り1歳を迎え,12ヶ月についに家に帰ってくることができました.
それだけでも凄いと思っていましたが,更に3人の姉になり,そしておそらくミズ姫の記憶にはしっかりと残るお姉ちゃんになり,なんと十歳のお祝いもすることができました.
産まれた時からすると本当に信じられません.

ただし,ヒナ姫の旅立ちが遠くない将来に必ず来るということを忘れたことは1日もありませんでした.
そのため,いつも妻と2人でヒナ姫に語り掛けていたのは
「遠慮せずに生きたいだけ生きなよ.もう満足と思った時に空に帰ればいいからね.それまではしっかりと見てあげるから.」
ということです.

そして,自分たちでもヒナ姫に負けないように,「ヒナがいるからこその生活」を十分に楽しまなきゃと思って,一所懸命に過ごしました.
ブログをきっかけとした交流,ヒナに関連した方々との交流,家でのひきこもり生活,病院での入院生活,役所との制度についての交渉事など.

そして2016121669分,ヒナは満足して空に帰ってくれたと思います.
私達もこのヒナがいるからこその生活を十分に楽しむことができたために,寂しさはあっても後悔は一切ありません.

11年前位のヒナ姫の魂が,今のヒナ姫で産まれる運命として,「どこの両親のところに行こうかな?」と探していて,そして私達を選んでくれたとしたら,本当に嬉しいことです.
普通の子では決してできない濃密な10年間を経験させてもらい,楽しい想い出しかありません.

もし,ヒナが誕生した後に不安と悔しさ,悲しさばかりだった自分たちにひと言伝えられるのであれば言いたいです.
「大丈夫.大変ではあるけど,普通では味わえない,とても楽しい人生になるから.」
と.

ヒナ,本当に10年間ありがとう.
これからは空からみんなのことを見守っていてね.

皆様,本当にありがとうございました.

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20161219.jpg

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にょろすけ

はじめまして(かな?)

コメントを書いたことはなかったと思いますが、ヒナちゃんが生後半年ぐらいだったころからずーっとブログを読ませていただいていました。ヒナちゃんが生きた10年のあいだに、学生だった私も3児の母になりました。

子どもたちは元気ですが、私はヒナちゃんと出会う少しまえから難病を抱えて生きています。紫外線が苦手なので、子どもたちの外遊びは保育園の先生たちにお願いして。今年は子どもが生まれてから、はじめての入院もしました。まだ新生児だったり10ヶ月だったりした末っ子を乳児院に預けて。子どもたちにはフツーの?お母さんが元気なおうちの子どもたちであれば経験しないだろう、しんどいことも経験させてしまうことが多いです。

気持ちが落ち込むとき、いつもヒナちゃんにヒナちゃんファミリーに会いにきています。

ヒナちゃんファミリーが、ヒナちゃんがいるからこその暮らしを楽しむように、私にも私が私だからこそ子どもたちにしてあげられることがあるはずだ。と、励まされています。

お忙しいときに長いコメント、すみません。

ヒナちゃん、おつかれさまでした。そして、いつも、私に元気をくれて、ありがとうございました。ヒナちゃんのところにいく日がくるまで、私も一生懸命に生きていきますね。
by にょろすけ (2016-12-20 09:18) 

ヒナPaPa

コメント,そして生後半年くらいからずっと読んで下さっていたとのことで,本当にありがとうございます.
返信遅くなり申し訳ありません.

学生だったにょろすけさんが3人のお子さんが誕生されたとのことで,10年間の重たさを気づかせて頂きました(そういえばこの10年でうちも3人産まれていました).
10年間,,,ひと昔ですしね.

にょろすけさんは難病を抱えているとのこと.
本当にお辛いことも多いかと思います.
ただ,,,ヒナ姫との生活で,支えてくれる方が沢山いて,その方々の優しさを感じられるのは,自分たちが辛いからこそであって,それはとても大きな宝物のような気がしました.
そうやって優しい方々に囲まれることで,子供たちにも絶対に良い影響があるハズです.
だから,にょろすけさんもにょろすけさんがいるからこその生活を家族みんなで,ぜひ楽しんでください.
またヒナファミリーでは,どんなに辛くても,,,いつも笑顔で過ごすことを心掛けてきました.
笑っていれば,気持ちも明るくなりますし.

これからは自由になったヒナが,にょろすけさんのところにも遊びに行くかと思いますので,どうぞよろしくお願いします.
by ヒナPaPa (2016-12-22 10:25) 

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